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魂を込めるということ

懸賞 2016年 06月 30日 懸賞

今日はちょっとマジメモードです。
長くなりますのでFokame節を面白がれる方だけどうぞ♪

自分が好きだなーと思ったことってマネしたくなりますよね。
お手本があるなら、その通りにやって、その方法を知るというのは
上達のための近道です。
よいお手本をみてたくさん練習するととても上手になれます。
その中から、自分独自のノウハウを見つけていけばよいなと思います。

ところが、そのマネがいつまでもマネのままってこともあります。
もちろん、それは人それぞれの道なので、誰かがどうこう言うことではありません。

私は漫画を描いていた時期が長くて、プロを目指していました。
まだそのころはプロというものがどんなものかわかっていなくて
ちょっとうまいアマチュアで満足して終わってしまったのですが(←挫折)
そんなアマチュアにも居場所は有りました。
それはコミックマーケット。

今ではコミケも進化してるので
私が描いていたころとはだいぶ様子が違っていると思います。
なので、今日描くのは、以前のコミケの頃ね(晴海時代中心)
ちょどその頃「やおい」がはやりはじめておりました。

やおいとは「山なし、意味なし、オチなし」で今でいうBLの走りです。
やおいの人にも、それなりの矜恃があると思うので
これは、あくまでも私から見たやおいのはなしね。
有名アニメや漫画のキャラクターを使って、
キャラクター同士の恋愛物語などを勝手に繰り広げていくというジャンルです。
本編の作品を離れて、アマチュアが好き勝手するのは
お客様気分で読むのはとても楽しいものでした。

創作系に属して、真剣に漫画に取り組んでいた私には(手塚、石森直系です)
お遊びで描いたものを「自分の作品です」と言ってしまう
そのジャンルの描き手が理解できませんでした。
他の人が作ったキャラクターで遊んで何が面白いのだろう??
自分の中から湧き上がるものをくみ上げて、自分の魂を削って描くのが漫画。
誰かの真似をして描くのは遊びであり、息抜き分野でありそれだけ。
漫画を愛しすぎでがちがちだった私には、他の人の創作したキャラクターを
いじって遊ぶだけのそのジャンルは本当に理解できない世界でした。
立っているところが、お互いに違うだけなんだろうと今では思います。

その後、「やおい」もパロディとして一大ジャンルを築き、いまのBLなどに発展しているので
その分野の存在意味はあったのだろうと思います。
色んなジャンルがあってこその漫画界の発展だと思うのですが
創作系まっしぐらの私には、他人のふんどしを自分のものと言い張れる人は
今でもわかりあえないなーと思います。(お客として読むのは好き♪)


漫画の話が長くなっちゃいました。
同じ信念が、今私の取り組んでいるビーズにもあります。

他の人の作った素敵な作品を作るのはとっても楽しいです。
新しい発見があったり、自分にはない発想を楽しめたりするので
お客様でいることは、私もとっても好きです。

そうやってビーズを楽しんできて、だんだん自分の中に湧き上がるものがありました。
「これを作りたい」「こんな風に作りたい」そう思って、自分のビーズの道に入りました。
創作漫画を描いていたころのように、今度は自分との勝負です。

自分の時間を捧げるのはあたりまえ
日常生活を犠牲にするのはあたりまえ(家族には申し訳ない、、、)
作品のためなら、自分の健康すらどうでもいいです。
頭に浮かんだあの作品が作れるなら、と何度でもメフィストと取引してきたように思います。

そんな風に自分の魂を込めたビーズ道だからこそ
「自分の作品」として展示会で販売したり、講習会を開催しようと思います。
逆に言うと、そうでないものはダメとも思っています(←あくまで私見)

誰かのマネだったり、受け売りだったりするのはあくまでも遊びや楽しみの範囲まで。
お金をいただこうとするなら、それはナシ。他人のふんどし借りちゃダメ。
ちょこっとどこかを変えただけで「自分の作品」としてパクッちゃダメ。
自分の中から真に湧き上がるもので勝負してほしい。

「マネをされてこそ一人前」という言葉も有りますが
これにどう反応するかで、二つに分かれるなと周りの人を観察して気が付きました。
創作系には、この言葉はありえません(その後の反応は理性的に、、、)
パロディ系には、褒め言葉になります。
ジャンルが違うだけなので、お互いにとやかく言わなくてもいいですよね。
この言葉けっこうリトマス試験紙として使えるなと思っています。

それぞれの立場で繁栄していけば、世の中平和だろうと思います。
楽しいことはいいことです。
同時に、自分の作品にそれだけ魂込めまくっておりますので
安易に他のジャンルの人が「パロディだ」「オマージュだ」と
踏み込んで来られると、心底不愉快に思います。

やりたいなら、どうぞ他のどこかで。
命がけのうち作品に手を出したら火傷しますよ。
なーんてのが本音です。
作家であればそうありたいといつも思っています。

他人の作品には敬意を、自分の作品には誇りを持ちながら
これからもビーズを楽しんでいきたいと思います。




堅苦しかったですねーー
三者三様、100人100様で楽しんでいきましょうね♪






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by Fokame | 2016-06-30 11:17 | ビーズ | Comments(0)

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